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ジーンズの加工

2014/02/24

【前工程】①ヒゲ加工

ジーンズ着用時に太もも付け根辺りがこすられて左右に広がるシワのようなアタリ(色落ち)が発生する。このシワの部分が、猫などの動物のヒゲのように見えることから「ヒゲ」と呼ばれ、このシワを再現した加工がヒゲ加工である。あらかじめ製品に合わせてシワをかたどった昔の洗濯板のようなもの(凹凸のあるヒゲ台)を用意し、その上にジーンズを置き、表面をヤスリでこすることで、シワ状の部分を脱色することが可能となっている。ヒゲ加工は太ももの付け根あたり、ヒザの裏側などに施されるものが多い。ヒゲ台の上でこする様子ジーンズはヒゲ台の鋭利な角で強くこすられて脱色する。

2014/02/22

加工工程処理が普及した理由

もともとジーンズは誰かが着古し、色合い・風合いなどソフトになっていたものが販売の主流であったが、1970年の規制緩和後、新品のジーンズが輸入され販売が開始された。
新しいジーンズは購入時から色落ちや縮みが発生し、とても固く商品としての問題が発生していたために最初から古着の風合いを出すために加工処理が普及した。
完成製品の大量加工は日本が草分けであり、洗い加工を工業化した。