児島のものづくり

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2014/02/25

試着のポイント

①ウエスト:ボタンを閉めて少しかがみ、指が2~3本はいるくらいがいい。ウエストの位置の確認も行う。
②ヒップ:サイズが合っていないとシワが出る。全体のシルエットの中心なので特に注意して合わせる。
③股上:くいこむ感じがあればサイズが合っていない。ローライズは特に注意。
④サイドライン:横からシルエットをチェックし、サイドステッチのずれや曲りがないか確認する。
⑤すそ丈:好みや合わせる靴などを考慮し調節する。

2014/02/25

製品のチェック

①色違い:裁断前の生地の色落ちなどが原因で左右の色相に違いがある
②形態:左右のポケット位置やボタンとボタンホールの位置があわない
③縫い目とび:ミシンの調子が原因で縫い目の形が不揃いだったり、一部分が飛んだりしている
④縫糸切れ:生地糸の張力が強すぎるなどが原因で縫い糸が一部分切断されている
⑤パッカリング:縫い合わせ箇所の縮みや生地ズレが原因で縫い合わせ箇所に上下に波打つしわが発生
⑥ボタン付け:ボタン付け作業ミスが原因でボタン付け位置の不良
⑦縫いはずれ:縫製作業ミスが原因で縫い目が布端からはずれている
⑧縫い目ほつれ:縫製作業ミスが原因で返し縫が正しく施されていない
⑨閂止め:縫製作業ミスが原因で補強目的の閂止めが正しく施されていない

2014/02/25

複合加工

洗い加工工程は単独または複合的に組み合わせて使用される。
完成製品に対して更に「洗い」「脱色」「破る」「染める」などの加工を施すのはジーンズ独特のもので、複数の加工を施すこともある。

2014/02/25

【後工程】⑤検診・検品

検針は縫製の仕上がリ段階でも行われるが、洗い加工後、完成品として出荷される前の最終段階で必ず行われる。
検針は検針機を使用する。検品はメジャー等を使用しサイズ寸法確認も行う。

2014/02/25

【後工程】④プレス

プレスは製品の特徴を表現する重要な工程。プレス機を用いて製品の最終仕上げを行う。
ジーンズ加工においては、前処理や中処理・後処理の各工程で使用、種類もフラットプレス・立体プレス・高圧プレス等様々なタイプのものが使用される。

2014/02/25

【後工程】③樹脂加工

各種の素材を改良して取リ扱い易くするた即こ樹脂加エが行われておリ、天然繊維では防シワ・寸法安定・プリーツ保持・ボリュームアップ・重量アップ・はっ水・はつ油などの目的で合繊では吸水・帯電防止・スリップ止め・透け防止・防炎加工などの目的がある。
少量をジャストインタイムに製造することが求められるようになったことで、細かい対応のできるジーンズ製品の洗い加工業者でも行われるようになった。また現在では、残留ホルマリンヘの注意等、二次的トラブル発生の防止が求められる。

2014/02/25

【後工程】②乾燥

水洗機とセットして必要なのが乾燥機で、水洗いの基本は「揉み洗いして、揉みながら乾燥する」こと。その結果、風合いのよい縮まない衣料が仕上がる。
乾燥機の役割は乾燥だけでなく、シワ取リにも重要な役割を果たしている。水洗いやソーピンブ後、最後に強力な遠心脱水機で絞りあげて脱水するのであるが、乾燥機に入った状態は絞り筋が入ったしわくちゃな状態である。それを回転の中でほぐしながらシワをとリ除いて、乾燥終了時には牛レイでなめらかな状態になっている。

2014/02/25

【後工程】①ソーピング

通常の洗い方では落ちない不要な成分を洗浄すること。出荷された後での色の変化や劣化を防ぐために行う。
デニムの加工においてブリーチ及び染色後のソーピングは特に重要で、生地中にインディゴ染料が分解されて「イサチン」となリ残留した場合、紫外線・空気中の酸化ガスによリ簡単に黄変してしまう。それが、ジーンズ小売店などの店頭での変色の原因ともなる。

2014/02/25

【洗い工程】⑦製品染め

白または生成りの生地等で縫製されたジーンズ製品を染色する手法で、染色前のストックができるためその時に流行の売れ筋の色に合わせて臨機応変に対応できるというメリットがある。
また抜染、防染も工程途中に行われ単なる染色にとどまらず柄出しなども可能。現在行われている製品染めのほとんどは反応染料による製品染めであり、古着感が比較的出しやすいことから、硫化染料も使用されるようになった。

2014/02/25

【洗い工程】⑥トッピング

ジーンズの色を落とすのではなく、インディゴとは違った色味を加えて新たな色相を人工的に作り出すための加工方法(別名オーバーダイともいう)である。
直接染料等を用いて、茶色がかった青色等の中古風ジーンズの色味を表現する手法や、黒色や緑色等の色を使用する場合もある。
正式な染色ではなく、最後に染料を加えるという感覚で用いられている。