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ジーンズの構造~縫製

2014/02/24

【縫製】デニム製品の種類

①ジーンズ、②デニムシャツ、③Gジャン、④デニムジャケット、⑤デニムスカート、
⑥ショートパンツ、⑦デニムワンピース などがある。

2014/02/24

【縫製】縫製の特徴

①生地の厚さや糸の太さに応じた特殊ミシンを使用
②パターン作りには体にフィットする直線縫いの理論や技術が必要
③頑丈さを得るために特殊な縫い合わせ構造を持っている
 巻縫い:2枚の生地をお互いが抱き込む形に折り曲げ4枚の生地を太い糸で縫い合わせる。
     (尻の部分など頑丈さを要求される部分)
 インターロック:
     2枚の生地を縫い合わせる工程で同時に片側へ倒し生地の端のほつれ止めを行うなど
     ジーンズ製品特有のもの。

2014/02/24

【縫製】構造の特徴

①生地は分厚く強度がある、②縫い糸も太い、③大きく丈夫な金属の付属品を多く使用、
④ポケット以外裏地はない、⑤芯はほとんど使用しない、
⑥丸みを持った部分の処理はダーツなどではなくヨークなどの平面のつなぎ合わせで構成、
⑦ミシンによる縫い合わせは曲線部分は少なく直線的である
こうのうな構造上の特徴が頑丈さを生み出している。

2014/02/24

【縫製】シルエット

①スキニー、②レギンス、③スリム、④クロップド・パンツ、⑤スレンダー、⑥テーパード、
⑦ストレート、⑧ブーツ・カット、⑨フレアード、⑩ベルボトム、⑪サルエル・パンツ、
⑫ボーイフレンド・ジーンズ、⑬セミ・バギー、⑭バギーなどがある。
 ※①~③は細め、④~⑨は標準、⑩~⑭は太目のシルエット
近年流行している足にぴったりフィットする超タイトなジーンズをスキニーデニムという。
 ※スキニー(skinny):皮膚のような
その後流行している太ももから裾までが広くだぶついたジーンズをバギーデニムという。
 ※バギー(baggy):だぶだぶした、布地が多いため重くならないように薄手の素材が使われている。

2014/02/24

【縫製】④仕上げ

1.織りネーム付け、サイズネームはさみ付け
2.ラベル付け

2014/02/24

【縫製】③組立工程

1.インサイドシーム(大股縫い)
2.アウトサイドシーム(脇縫い)
3.ベルト帯付け
4.帯先しまつ
5.タックボタンホール明け
6.タックボタン付け、リベット付け、ループ付け
7.裾縫い
8.小股かんどめ

2014/02/24

【縫製】②後身工程

1.ポケット三つ巻、タブ(ネーム)付け、シングルステッチ飾り、アイロン折り
2.バックシーム(右と左の後身頃縫い合わせ)
3.ヨークシーム(山はぎ縫い合わせ)

2014/02/24

【縫製】①前身工程

1.ファスナー前立オーバーロック
2.コインポケット三つ巻、アイロン折り、ダブルステッチ地縫い飾り
3.ウエスタンポケットオーバーロック、スレー牛縫い付け
4.脇ポケットロ地縫い、上端止ステッチ
5.前立てファスナー付け
6.飾りダブルステッチ

2014/02/24

【パーツ】⑯ウエスタンポケット

良く用いられる袋ポケットの形で、ジーンズの大きなデザイン的特徴である。直線縫いがジーンズの特長であるが、ここだけはゆるくカーブしている。

2014/02/24

【パーツ】⑮リベット

ポケットの口など力のかかる部分の補強のために打たれている銅や真鐘製のビョウのこと。
打ち込まれるビョウの数は製品によってまちまち。
もともとはアメリカで鍛冶屋が、デニム地にハンマーで打ちつけたのが始まりとされている。